介護のしごと⑳ 選択肢は…なくなる(ーー;)
昨日入浴介助で…
80代のヒデオさんを20代のナースAちゃんとストレッチャーで、介助した
ヒデオさんは、病気の影響で感情の起伏が激しいので、日頃から言葉には気をつけている
体を洗いながらAちゃんと三人で、「お仕事は何を……」などと世間話などをする
Aちゃんは元気で明るく、認知症の患者さんにも根気よく話しかける優しい子だ(^^)
ところがAちゃん、ふいに…
「ヒデオさん、いつもその髪型ですね~、気に入ってるんですか~?(^^)」
『 え~(◎-◎;)!!……、』
ヒデオさんの髪…、短く刈り込んだサイドの部分しかない
「選べないんだよっ」と、ヒデオさんに聞こえないよう注意する
しかし、さらにAちゃん、
「横を伸ばしてみるのはどうですか~」
まったく悪気のない笑顔で、とんでもない選択肢を提案してきた
『Aちゃん、想像してみなよ(-_-;) 』と心の中でつぶやく
黙ってしまったヒデオさんに、「お孫さんは何人……?(^_^)」と違う話題を振り、さっきのことは忘れてもらう(;^_^A……やれやれ
女性だって歳をとると、髪型の選択肢はなくなる。結んでない長い髪なんて、白髪染めが剥げるとヤマンバなので、短めにこざっぱりするしかなくなる。
髪質も細く少なくなるから、堂々と『はげ 』が認められる男性以上に髪の問題は切実だ!
最近は、ヘアピース持参で入院してくるおばあさんも増えたぐらいだ…(^_^;
ナースさんの無邪気な明るさには、時々ぎょっとするが、私も若い頃には考えもしなかった髪問題…まあ、仕方がないか(ーー;)
後で、さりげなく注意すると、
「でも、横を伸ばして結んだらいいかなと思って(^-^)V」
結んでない時を想像してみなよ、Aちゃん…
疲れたわ~╭( ๐_๐)╮
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