介護のしごと㉔「おかあさ~ん」(o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅ )
患者さんの食事が終わり、下膳をしていると…
「おかあさ~ん、おかあさ~ん…」と叫ぶ声
マツエさん、98歳…食欲不振で入院している(そりゃもう、98だもん…)
このままもう何もせず看取りの方向でということだったが、突然食欲スイッチがON!
元気になって退院もできそうだ(^^)
呼んでいるので、ともかく覗いてみる
泣き顔で「おかあさ~ん」と叫んでいるので
「おかあさんだよ~(^^)」と言ってみる
マツエさん、ピタッと黙り「えっ、おかあさん???」と呟いて私の顔をじっと見ている
ごまかすために
「マツエ…会いにきたよ、いい子にしてた?」
「してた…」
(ちょっと信じかけている)
「ご飯は、ちゃんと食べたの?」
「食わしてまえん」
(えっ😲、今完食したばっか…(^^;)
「おかあさんに会いたかったの?」
「会いたかったよ~、さびしかったよ~」
と言われ、ちょっと泣きそうに…( ・ ・̥ )
頭を撫でまわして、
「また、会いにくるからね」と言ってしまう
マツエさんのお母さん…130歳ぐらいか…
いやいや、マツエさんは子供になってるから私は30歳ぐらいか…
何歳でもいい!
マツエさんの入院中は、ずっとお母さんでいよう…と思ったが…
しばらくして、オムツ交換に行くともうケロッとして、ただ「なんか食わせて~」と言い続けていた(^^;
まあ、それが認知症のいいところ(^.^)
それにしても
「お父さ~ん」と叫ぶ人に一度も遭遇したことはない
お父さんて…なんか切ない
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