『平氣で生きて居る』という言葉😉
内館牧子さんの『すぐ死ぬんだから』という本を読み終わった
前作の『終わった人』も『必要のない人』もすごく共感できた
78歳の主人公”忍ハナ”さんは、60代までまったく身の回りをかまわなかったが、ある日実年齢より上に見られて目が覚め、自分の外見を磨き始めるが...
という出だし...、その中で正岡子規が『病牀六尺』の中に書いた
『平氣で生きて居る』という言葉を書いた掛け軸のことが出てくる
ハナさんは辛い時、「前向きに生きよう」というよくあるキレイな言葉より、「平気で生きよっと!」と自分に言った方が元気が出る...と言っている
なんかいい言葉だな...
私は、今はとりあえず大した悩みもなく、幸せに暮らしているが、自分で蒔いた種とは言え、過去にはちょっと辛い時期もあった
でも、慰められるのは苦手だし、優しくされると弱気になるし、自分の問題は自分で解決したい方なので、離婚時も誰にも相談はしなかった
母や妹や友達、すべて自分の気持ちが落ち着いてからの事後報告だった
あの時、この言葉
『平氣で生きて居る』を知っていたら良かったな...と思った
この言葉には、まずは現実をどーんと受け入れて、自分の『こっちだな!』と感じた方向へ、ただ真っ直ぐに進む...あっけらかんとした力強さを感じる
この本の内容は、ちょっと違う方向に進んでいくのだが、やっぱりこういう言葉との出会いがあるから、読書はいいな...と思う👌
さて、今日も遅番勤務...
ちゃんと仕事しよ
誰も好きで認知症になったわけではない!
それをよく忘れそうになる
注意⚠
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